RFIDを使用した真空採血管自動読取り装置
現状バーコードで管理している医療検査用真空採血管を、RFIDを使用することで、効率的かつ確実に管理するシステムです。極低温で密集状態にある採血管を、ラックにマウントしたまま自動的に読み取ることで、従来手作業で行ってきた物流管理の工数を大幅に削減します。また、RFID とバーコードとを併用することで、トレーサビリティーの向上とリスクヘッジを行います。
本特許では、複数密集した容器に貼付されているRFIDタグを、確実かつ高速に読み取るための方法について述べています。医療用途では、RFIDタグ読み取りに際して、極めて高い正確性が要求されます。従来技術のように、ただ単に電磁波を照射してタグ内容を読み取る方法だけでは、医療用途としては不十分です。当社では、極めて高精度の読み取り方法である「スキャン読取り方式」(対象とアンテナとの相対位置を動かしながら読み取る方式)を確立し、一括読み取り装置に実装するとともに特許を取得しております。
【発明の名称】読み取り装置と物品管理システム
【出願番号】特願2005-353167(P2005-353167)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【特許番号】特許第4727404号(P4727404)
【登録日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロ波を受けて個別識別情報を発信する無線タグが接着固定された複数の容器が収容される収容ラックと、
前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を放射し、前記収容ラックに収容された複数の容器それぞれの無線タグにより前記マイクロ波を受けて発信される個別識別情報を受信するアンテナと、
前記アンテナ及び前記収容ラックの少なくともいずれか一方を所定の速度で相対的に移動させる移動手段と、
1回の読み取り処理として、前記移動手段による前記アンテナ及び収容ラックの相対的な移動中に、前記アンテナに前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を複数回間欠的に照射させ、前記アンテナで前記マイクロ波の照射毎に受信される個別識別情報を全て読み取る読み取り手段と、
を具備することを特徴とする読み取り装置。
【請求項2】
前記アンテナの発信素子は、前記マイクロ波を円偏波で放射することを特徴とする請求項1記載の読み取り装置。
【請求項3】
無線タグが接着固定された複数の容器が収容される収容ラックにマイクロ波を照射して前記無線タグから発信される個別識別情報を読み取る読み取り装置と、前記複数の容器それぞれの無線タグから発信される個別識別情報を管理する管理サーバとを備え、前記読み取り装置及び管理サーバ間が通信ネットワークを介して接続される物品管理システムであって、
前記無線タグは、
マイクロ波を受けて個別識別情報を発信するタグ本体を備え、
前記読み取り装置は、
前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を放射し、前記収容ラックに収容された複数の容器それぞれの無線タグにより前記マイクロ波を受けて発信される個別識別情報を受信するアンテナと、
前記アンテナ及び前記収容ラックの少なくともいずれか一方を所定の速度で相対的に移動させる移動手段と、
1回の読み取り処理として、前記移動手段による前記アンテナ及び収容ラックの相対的な移動中に、前記アンテナに前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を複数回間欠的に照射させ、前記アンテナで前記マイクロ波の照射毎に受信される個別識別情報を全て読み取る読み取り手段と、
前記読み取られた個別識別情報を前記管理サーバに向け送信する送信手段と
を備え、
前記管理サーバは、
前記通信ネットワークを介して前記読み取り装置から送られてくる個別識別情報を受信する受信手段と、
前記受信された個別識別情報をデータベースに登録して前記複数の容器との関係を管理する管理手段と
を具備することを特徴とする物品管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、物品の管理などに用いられる無線タグの読み取り装置と物品管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、RFID(Radio Frequency IDentification)タグには、用途に応じて、13.56MHz帯、2.45GHz帯、及びUHF帯(950MHz帯)といった製品が提供されており、それぞれの周波数帯のRFIDタグは、利用目的に応じて各々使い分けされている。以下に、各周波数帯のRFIDタグの長所、短所について簡単に記載する。
【0003】
13.56MHz帯のタグは、液体が入れられた容器に貼付しても読み取ることが可能であるが、多数密集したタグの読み取り精度が低く、読み取り距離が短い。2.45GHz帯では、読み取り距離が長く、タグが多数密集して配置された場合でも、読み取り精度が高いが、水の影響を受けやすく、背面に液体がある物品に貼付すると、読み取り精度が落ちてしまう。一方、UHF帯は、読み取り距離が長く、タグがある程度密集した場合でも読み取ることが可能であるが、規格が統一されておらず、タグのサイズが大きいという特徴がある。
【非特許文献1】IT用語辞典 e-Words、“RFIDとは”、インターネット<URL:http://e-words.jp/w/RFID.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、従来の2.45GHz帯のRFIDタグでは、液体が入れられる容器に貼付した場合、アンテナから放射される読み取り電波が、液体に吸収されてしまうことにより、タグの情報を読み取ることができないといった問題があった。一方、水の影響を受けにくいとされている13.56MHz帯では、複数のタグが密集して配置されるような場合に、隣り合うタグがアンテナからの読み取り電波を奪い合う、いわゆる「パワーシェアリング」現象が発生してしまうため、タグの読み取り精度が低下するという問題があった。
【0005】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、液体が入れられる容器に貼付され、複数のタグが密集して配置される場合でも正確にタグ情報を読み取ることができる無線タグの読み取り装置と物品管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、この発明の読み取り装置は、マイクロ波を受けて個別識別情報を発信する無線タグが接着固定された複数の容器が収容される収容ラックと、前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を放射し、前記収容ラックに収容された複数の容器それぞれの無線タグにより前記マイクロ波を受けて発信される個別識別情報を受信するアンテナと、前記アンテナ及び前記収容ラックの少なくともいずれか一方を所定の速度で相対的に移動させる移動手段と、1回の読み取り処理として、前記移動手段による前記アンテナ及び収容ラックの相対的な移動中に、前記アンテナに前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を複数回間欠的に照射させ、前記アンテナで前記マイクロ波の照射毎に受信される個別識別情報を全て読み取る読み取り手段とを具備するものである。
上記構成の読み取り装置によれば、上記無線タグが貼付された容器が複数配列して収容される場合にも、収容ラック毎に一括して欠落無くタグを読み取ることが可能となり、物品の管理を容易に行うことができる。
特に、1回の読み取り処理として、アンテナ及び収容ラックの相対的な移動中に、マイクロ波を複数回間欠的に収容ラックに照射することで、マイクロ波を連続的に照射する場合に比べ、パワーシェアリング現象のような特定のタグが放射電波を独占するような状況を避けることができる。これにより、各タグに発生する起電力を高め、多数密集する無線タグをさらに確実に読み取ることが可能となる。また、前記アンテナ及び前記収容ラックを相対的に移動させることで、マイクロ波を収容ラックに満遍なく照射することができるため、タグ本体の励起時間に個体差がある場合でも、タグの読み取り精度を高めることが可能となる。
【0010】
また、前記アンテナの発信素子は、前記マイクロ波を円偏波で放射することを特徴とする。
マイクロ波を円偏波で放射させることで電波の回り込みを向上させ、密集して配置されるタグを欠落無く読み取ることが可能となる。
【0013】
また、この発明の物品管理システムは、無線タグが接着固定された複数の容器が収容される収容ラックにマイクロ波を照射して前記無線タグから発信される個別識別情報を読み取る読み取り装置と、前記複数の容器それぞれの無線タグから発信される個別識別情報を管理する管理サーバとを備え、前記読み取り装置及び管理サーバ間が通信ネットワークを介して接続される物品管理システムであって、前記無線タグは、マイクロ波を受けて個別識別情報を発信するタグ本体を備える。また、前記読み取り装置は、前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を放射し、前記収容ラックに収容された複数の容器それぞれの無線タグにより前記マイクロ波を受けて発信される個別識別情報を受信するアンテナと、前記アンテナ及び前記収容ラックの少なくともいずれか一方を所定の速度で相対的に移動させる移動手段と、1回の読み取り処理として、前記移動手段による前記アンテナ及び収容ラックの相対的な移動中に、前記アンテナに前記収容ラックに向けて前記マイクロ波を複数回間欠的に照射させ、前記アンテナで前記マイクロ波の照射毎に受信される個別識別情報を全て読み取る読み取り手段と、前記読み取られた個別識別情報を前記管理サーバに向け送信する送信手段とを備える。そして、前記管理サーバは、前記通信ネットワークを介して前記読み取り装置から送られてくる個別識別情報を受信する受信手段と、前記受信された個別識別情報をデータベースに登録して前記複数の容器との関係を管理する管理手段とを具備するものである。
このように構成すると、例えば、複数の読み取り装置を通信ネットワークに接続すれば、各読み取り装置から送られてくるタグ情報を1つの管理サーバで一元的に管理することも可能になる。
【発明の効果】
【0014】
したがってこの発明によれば、液体が入れられる容器に貼付され、複数のタグが密集して配置される場合でも正確にタグ情報を読み取ることができる無線タグの読み取り装置と物品管理システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる無線タグの一実施形態を示す概観図である。本発明の無線タグ1は、既設のバーコード読み取り装置にも利用できるようにタグ表面にはバーコードが印字されたバーコードラベル11が貼付される。
【0016】
図2は、図1に示した無線タグ1の断面図である。無線タグ1の最上層は、バーコードラベル11で構成され、その下方にタグ本体12が設けられる。タグ本体12は、例えば、2.45GHz帯のパッシブタイプの平板状のRFIDタグで構成され、アンテナ側からの非接触電力伝送技術により、メモリに記憶されている個別識別情報を表す無線信号を発信する。タグ本体12の背面には、例えば、スチロール、ウレタン、又はゴム系素材等の吸水・吸湿性の無い所定の厚さ(1.5~3mm程度)を有する緩衝材13が接合される。この緩衝材13を設けることで、試験管等の液体を有する物品に貼付した場合でも、アンテナから放射される読み取り電波が液体に吸収されることなく、タグの情報を読み取ることが可能となる。なお、緩衝材13の厚さは、読み取り電波が液体に吸収されない範囲であればよいが、本実施形態では、この無線タグ1を外径13mmの試験管に貼付し、密集させて使用するため緩衝材13の厚さは可能な限り薄い方が好ましい。また、無線タグ1の最下層には、様々な環境に対応できるよう耐熱・耐寒仕様(-130℃~60℃に適合)の両面テープ14が貼付され、物品等に貼付しやすいよう構成されている。
【0017】
図3に、無線タグ1の各要素部品を示す。本発明の無線タグ1は、バーコードラベル11、タグ本体12、緩衝材13、及び両面テープ14の各要素部品を積層することにより構成される。なお、バーコードラベル11については、予め印刷されているものを貼付する方法の他に、例えばタグ本体12を保護するコーティング面に、レーザー捺印等を使用して直接印刷するようにしても良い。
【0018】
また、図4は、上記構成の無線タグ1を試験管に貼付した例を示す。同図に示すように、無線タグ1を試験管40の円周に沿って横方向に貼付したり、上下方向に沿うように貼付しても構わない。以下、無線タグ1が貼付された試験管40を無線タグ付き試験管4と称する。
【0019】
図5は、上述した無線タグ付き試験管4を収容した試験管ラックの側面図、図6は、図5の試験管ラックを上方から見た様子を示す。試験管ラック5には、例えば、最大で50本の無線タグ付き試験管4を収容することができる。このように、無線タグ付き試験管4は、試験管ラック5に収容された状態で一括して管理されるものとする。
【0020】
次に、試験管ラック5に収容された無線タグ付き試験管4の読み取り装置について説明する。図7は、読み取り装置7の構成を示す図である。読み取り装置7は、筐体内部に1パッチの2・45GHz帯のRFIDアンテナから構成されるアンテナ71が3つ設けられる。それぞれのアンテナ71は、筐体内部に搭載されるタグリーダ装置73に、高周波ケーブル72を介して接続される。
【0021】
各アンテナ71には、それぞれ1個の発信素子(パッチ)が設けられ、電波法で規制されている上限出力(2.45GHz帯のRFIDタグの場合、最大300mW)を、1パッチで照射するようにする。これにより、密集した無線タグ1間におけるパワーシェアリング現象を最低限に抑える。なおかつ、放射する電波に円偏波を用いることで、電波の回り込みを向上させ、密集して配列される無線タグ1が欠落無く励起するようにする。
【0022】
概ね、電波を連続的に放射する場合には、放射電波の回り込みが少なくなり、電波を受け取った特定のタグのみが反応してしまうような状況を作りやすい。そこで、放射電波を一定時間間隔(例えば、250msec)で間欠的に放射/停止させることにより、特定の無線タグ1が放射電波を独占するような状況を作りにくくし、なおかつ電波を回り込みしやすい環境を作ることで、アンテナ71から離れた位置にある無線タグ1も励起しやすい状況を作ることができる。また、上記3つのアンテナ71の電波放射は、サイクリックに行われるため、複数のアンテナ71から同時に読み取り電波が放射されることは無い。
【0023】
また、この読み取り装置7は、ベルトコンベアのような自動移動台74を備える。この自動移動台74に無線タグ付き試験管4を収容した試験管ラック5を乗せて、アンテナ71で囲まれた筐体内に毎秒1cm程度の低速で出し入れすることで、各無線タグ付き試験管4の個別識別情報が全て読み取れるように構成されている。また、タグリーダ装置73には、LAN(Local Area Network)インタフェースが搭載されており、無線タグ1の読み取りデータは、通信ネットワークを介して管理センタなどに設けられる管理サーバへ送信される。
【0024】
図8に、図7に示した読み取り装置7の概観図を示す。ユーザは、自動移動台74の上に試験管ラック5を置き、筐体上部に設置された読み取りカウンタ75に、ラックに収容した総試験管数をプリセットした上で開始操作を行う。自動移動台74上に置かれた試験管ラック5は、予め最適に設定された速度で、筐体内部に入っていき、奥の位置まで到達した後、筐体外へ戻ってくる。その間、筐体に搭載された読み取りカウンタ75は、読み取った無線タグ付き試験管4の本数をリアルタイムに表示する。
【0025】
そして、一往復した際、予め設定された試験管本数と、実際に読み取った本数とが一致した場合には、グリーンのランプの点灯もしくは特定の効果音によって、正常に読み取りが行われたことをユーザに知らせる。一方、読み取った本数が、予め設定された本数よりも少ない場合には、赤いランプの点灯もしくは特定の効果音により、読み取りエラーが発生したことをユーザに通知する。
【0026】
図9は、上述した無線タグ付き試験管4及び読み取り装置7を用いた物品管理システムの構成を示す図である。ここでは、無線タグ付き試験管4に入った血清を管理するシステムを例に挙げて説明する。読み取り装置7と管理サーバ93との間は、ルータ91及び92により通信ネットワークNWを介して接続される。試験管ラック5に収容される無線タグ付き試験管4のタグ本体12には、それぞれ個別識別情報と血清に関する情報とが予め記憶されている。管理サーバ93は、読み取った血清に関する情報を個別識別情報に対応付けてデータベースとして格納し、必要に応じて取り出せるように管理する。
【0027】
上記システムにおいて、試験管ラック5に収容された無線タグ付き試験管4は、読み取り装置7により一括してタグ情報が読み取られ、読み取られたタグ情報がルータ91により通信ネットワークNWを介して管理サーバ93に送信される。そして、管理サーバ93は上記送信されたタグ情報をルータ92を通じて受信し、血清に関する情報を個別識別情報に対応付けてデータベースに登録する。
【0028】
従来のRFIDの読み取り装置は、RS-232C等のシリアルI/F経由でパーソナル・コンピュータ等の管理端末と接続されていたため、各読み取り装置に1台、専用の管理端末が必要になっていた。そのため、複数台の読み取り装置がある場合には、管理端末も複数台必要となり、多額の設備投資が必要であった。また、各読み取り装置により収集されたデータは、それぞれの管理端末に分散して格納されてしまうため、データの一元管理ができなかった。これに対し、本発明の読み取り装置は、各読み取り装置は通信ネットワーク経由で1台の管理サーバに読み取ったタグ情報を送信できるため、導入設備の軽減とコスト削減、及びデータの一元管理が可能となる。
【0029】
以上述べたように、上記実施形態では、無線タグ1は、バーコードラベル11、タグ本体12、耐水性を有する緩衝材13、及び両面テープ14の各要素部品を積層することにより構成される。これにより、無線タグ1は、背面に液体を有する物品に貼付して使用することが可能である。また、読み取り装置7は、複数の無線タグ1が密集して配置された場合でも欠落無く読み取ることができるように、アンテナ71から円偏波の読み取り電波を間欠的に放射する。さらに、無線タグ1を貼付した物品をアンテナ71の前面で所定の速度で動かすことにより、各無線タグ1を励起しやすいようにする。さらに、無線タグ1の表面にバーコードラベル11を設けることで従来用いられているバーコードシステムとの併用を可能にする。
【0030】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、無線タグ1を試験管に貼付した使用例を説明したが、その他にも液体を有する様々な物品に貼付することが可能である。また、上記実施形態では、自動移動台74を用いて試験管ラック5を移動させるように構成したが、反対に試験管ラック5を固定しておき、アンテナ71側を移動させるように構成してもよい。その他にも、無線タグ1の構成及び形状、また、読み取り装置7の構成及び動作の手順とその内容についてもこの発明を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。
【0031】
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係わる無線タグの一実施形態を示す概観図。
【図2】図1に示す無線タグの断面図。
【図3】図1に示す無線タグを構成する各要素部品を示す図。
【図4】図1に示す無線タグが貼付された試験管を示す図。
【図5】図4に示す無線タグ付き試験管を試験管ラックに収容した様子を示す側面図。
【図6】図5に示す試験管ラックを上方から見た様子を示す図。
【図7】試験管ラックに収容された無線タグ付き試験管の読み取り装置の構成を示すブロック図。
【図8】図7に示す読み取り装置の概観図。
【図9】図7に示す読み取り装置を用いた物品管理システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0033】
1…無線タグ、11…バーコード、12…タグ本体、13…緩衝材、14…両面テープ
、4…無線タグ付き試験管、40…試験管、5…試験管ラック、7…試験管読み取り装置、71…アンテナ、72…ケーブル、73…タグリーダ、74…自動移動台、91,92…ルータ、NW…通信ネットワーク、93…管理サーバ。