RFID自動認識技術で医療のIoT化に貢献します
株式会社エスアールエヌは、「RFIDを用いた真空採血管情報一括読取り・集中管理システム」の開発を通じて権利化した知的財産のライセンスを、検体会社様や医療機器製造メーカ様に対してご提供するライセンスプロバイダーです。
当社保有特許の特長
1.信頼性
RFIDタグを貼付した対象物と、アンテナとの位置関係を相対的に動かす「スキャン読取り方式」により、1秒以下でほぼ100%の読取り精度を実現しています。概要説明
対象物(真空採血管・検体容器)と読取りアンテナとの位置関係を相対的に移動することにより、パワーシェアリング(*)を抑止し、密集した状態でのICタグの確実な読取りを実現します。
(*)対象物が密集した状態において、特定のタグがアンテナからの放射電波を独占してしまい他のタグの励起を妨げる現象
さらに、電磁波以外の方法で、対象物の個数を取得し、電磁波による読取り結果と照合することによりエラーの発生を極限まで抑制することが可能です。概要説明
電磁波によるICタグの読取り情報と、様々な物理的、光学的、音響的方法により計数した真空採血管や検体の情報を照合することにより、読取りエラーの検出を行うとともに、読み取れなかった対象物の位置を特定することを可能とします。
2.汎用性
オートクレーブ対応のステンレス製ラックだけではなく、市販のプラスチック製ラックやガンベルトなど多様な方式で収納された採血管の一括読取りが可能です。
真空採血管だけではなく、様々な容器に格納された検体の読取りと管理が可能です。また、大規模な検体センター等において、低温保存検体を長期間にわたり階層的に保管する場合にも対応しています。概要説明
自動読取装置を用いて得られた、個々の真空採血管、それらを収納したラック、ラック格納容器(「おかもち」)の情報を、冷凍庫、検体保管施設の情報と紐付け、IPネットワーク上に設置されたセンターサーバーのデータベースで一元的に管理することが可能です。
3.拡張性
「スキャン読取り方式」の採用により、対象物を静止した読取り装置上に置く必要がなく、動的な状態での読取りが可能です。このため検体搬送装置等の上位システムとの親和性が高いという大きな特長を有しています。
採取から検査、廃棄に至る検体の読取り情報を、IPネットワークを介してセンターサーバーで集中管理することにより、効率的かつ確実なトレーサビリティーと、検体の紛失防止が実現可能です。概要説明
病院やクリニックでの採血から、検体搬送、検体会社での着認・分析・検査・廃棄に至る各段階に読取り装置を設置します。読取った検体情報をIPネットワーク上のセンターサーバーにリアルタイムで送信することにより、採血管や検体の発生から廃棄までのライフサイクル管理とトレーサビリティーが実現できます。病院などの医療機関内だけではなく、広域ネットワークを活用した全工程でのトラッキングにより多数の検体の効率的で確実な管理が可能となります。
以上の特許の詳細については、保有特許のページをご参照ください。