開発経緯

 

当社は2005年にRFIDを使用した医療用検体の管理システムの開発に着手しました。
その後、協力メーカ様と実験用プロトタイプやデモセットの 製作を行い、同時に関連する特許を取得してまいりました。ここではRFIDによる医療事業をメインに、当社の技術開発の経緯をまとめました。

 

■自動搬送機能付き採血管一括読み取り装置
50本ラック✕2個の、合計100本までの採血管を、ラックに入れたまま一括読み取りする装置です。実際の医療現場、特に検体会社での着認作業では、ラックをその都度RFID読み取りアンテナ台の上に乗せるよりも、ゲートアンテナにラックを通過させる方が効率的かつ現場のニーズに合致しています。(続きを読む)
■タグ低温保存実験-1
RFIDタグ単体を極低温で保管し、取り出した後、正常に読み取ることができるかどうかを実験しました。(続きを読む)
■タグ低温保存実験-2
RFIDタグを貼付した真空採血管50本をラックに格納し、極低温状態で保管した後、正常に読み取ることができるかどうかの実験を行いました。(続きを読む)
■実検体を使用した一括読み取り実験
大手医療検体メーカー様のご協力を得て、実際の血液が入った検体の一括読み取り実験を行いました。実験では様々な容器に入れた検体を、複数一括読み取りすることに成功し、現場での使用に問題がないことが確認できました。(続きを読む)

 


RFID一括読取り装置の開発経緯

無線タグを用いた医療用採血管の管理