無線タグ(RFID)を用いた医療検査用採血管および採血バッグ、点滴バッグ、検体の物品管理についてご紹介します。
複数密集する容器を無線タグ(RFID)で管理するためには、様々なノウハウが必要となります。当社では、「複数検体の一括読取り」、「一括読取りを行った検体総数のチェック」、「ラック内への検体格納位置取得」および「データベースへの検体格納位置登録」を目標に研究開発を推進し、その成果を元に取得した3つの特許技術のライセンスのご提供を行っております。
■概 要 当社では2005年より、医療用採血管に無線タグ(RFID)を貼付することによる一括読取り管理方法を検討し、これに関する複数の特許を権利化しております。バーコードによる管理をRFIDに変更することで、医療用採血管はもとより、採血バッグ、点滴バッグ、生培地、病理検体、希少疾病用医薬品の管理等といった様々な分野で、より安全性と信頼性が高いシステムを構築することが可能となります。(続きを読む) |
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■RFID採血管の一括読取り 当社では、複数の密集する容器それぞれに貼付された無線タグ(RFID)の固有情報を、一括して読み取るための技術を開発しました。これは「読取り装置と物品管理システム(特許第4727404号)」として特許査定を受けております。ここで容器とは、医療用採血管でも採血バックでも、その他容器一般とみなせるものであれば種類を問いません。(続きを読む) |
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■RFID採血管本数確認 電磁波による一括読取りを行う操作に加え、電磁波以外の方法で対象物が何個あるのかを取得し、電磁波による読取り結果と照合することにより、読取りエラーの発生を極限まで抑制することが可能です。さらに、読取り欠損があった場合には、その場所を特定します。(続きを読む) |
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■RFID読取りエラー対策 電磁波を照射して無線タグ(RFID)の固有情報を読み取る場合には、読み取れなかった場合のエラー処理を考慮したシステム設計をしなくてはなりません。もし読取りエラーが発生した場合、まず読み取れなかった無線タグがあったという事実を、確実迅速に検知し、次にどの無線タグが読み取れなかったのかを特定する必要があります。(続きを読む) |
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■採血管の格納位置管理 医療用検体をラックに格納する際に、検体に貼付された無線タグ(RFID)の固有情報を自動的に読取り、管理サーバ上のデータベースに位置情報と併せて保存する「登録装置」を使用することで、簡単に各検体の保存位置情報を登録できます。これにより、ラック内部における検体の保存位置情報(行列表示)を検索できるので、目的の検体を探す手間を大幅に省くことが可能となります。(続きを読む) |
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■採血管の検体管理システム 無線タグ(RFID)を貼付した医療用採血管による検体検査管理システムの概要について説明します。RFIDによる検体管理を実施すれば、医療機関で採血等が実施された時点でサーバ上のデータベースに検査対象となる検体の情報が登録されるため、検体検査機関では、予め処理が必要な検体数を把握することができます。(続きを読む) |
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■医療事業の沿革 当社は2005年より、協力メーカー様と無線タグ(RFID)を使用した医療用検体の管理システムの研究開発を推進してまいりました。その後、実験用プロトタイプやデモセットの製作により実証された技術に基づき、関連する特許を取得いたしました。ここでは、RFIDによる医療事業をメインに、当社の技術開発の 沿革をまとめました。(続きを読む) |